スタッフ

編集:川島 章正（かわしま あきまさ）

1950年東京都生まれ。
小さい頃からアメリカの兵隊たちと一緒にアメリカの映画を見て育ち、高校生の時にはヨーロッパ映画にも傾倒。“編集は第2の演出だ”が信条。日本アカデミー賞では、4度の最優秀編集賞を受賞している。
〈映画〉「野性の証明」（1978年、監督：佐藤純彌）、「の・ようなもの」（1981年、監督：森田芳光）、「いつかギラギラする日」（1992年、監督：深作欣二）、「学校の怪談」シリーズ（1995年・1996年・1997年、監督：平山秀幸）、「金融腐蝕列島　[呪縛]」（1999年、監督：原田眞人）、「魔界転生」（2003年、監督：平山秀幸）、「おくりびと」（2008年、監督：滝田洋二郎）、「桜田門外ノ変」（2010年、監督：佐藤純彌）、「海難1890」（2015年、監督：田中光敏）、「こどもしょくどう」（2018年、監督：日向寺太郎）ほか

音楽:小野川 浩幸（おのがわ ひろゆき）

1963年長崎県生まれ。
大学卒業後、映画音楽の勉強のために渡仏。帰国後当初は、石井聰亙（現・石井岳龍）監督作品を担当することが多く「水の中の八月」（1995年）、「ユメノ銀河」（1997年・オスロ映画祭グランプリ、ソチ映画祭審査員特別賞）以降、2009年「アジアの逆襲DVD-BOX ver.」まで全ての音楽を担当。深田晃司監督の作品も多く手がけている。
〈映画〉「スターティング・オーバー」（2014年、監督:西原孝至）、「さようなら」（2015年、監督:深田晃司）、「淵に立つ」（2016年、監督:深田晃司）、「海を駆ける」（2018年、監督:深田晃司）ほか

撮影:辻 智彦（つじ ともひこ）

1970年和歌山県生まれ。
日本大学藝術学部映画学科監督コース卒。故若松孝二監督作品に携わること多数。映画のほか、ドキュメンタリーの分野でも活動。
〈映画〉「すきなんやこの町がパート2〜神戸・震災から6年〜」（2001年、構成:毛利匡）、「完全なる飼育 赤い殺意」（2004年､監督:若松孝二）、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」（2008年､監督:若松孝二）、「キャタピラー」（2010年、監督:若松孝二）、「天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命（2011年、監督:大浦信行）、「海燕ホテル・ブルー」（2012年、監督:若松孝二）、「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」（2012年、監督:若松孝二）、「止められるか、俺たちを」（2018年、監督:白石和彌）ほか

脚本:渡辺 善則（わたなべ よしのり）

北海道出身。
1980年法政大学社会学部卒。テレビ東京年末12時間時代劇やミステリーなど多数執筆。緻密な資料調べをもとにした構成力ある作品が特徴。
〈映画〉「女ざかり」（1994年、監督:大林宣彦）、「手紙」（2002年、監督:松尾昭典）ほか

原作:新田 次郎（にった じろう）

1912年-1980年。長野県生まれ。
本名藤原寛人。無線電信講習所（現・電気通信大学）卒。1956年「強力伝」で直木賞受賞。1966年気象庁を依願退職。山岳や気象の描写の正確さに、いまなお根強い人気がある。1980年心筋梗塞のため急逝。代表作に『富士山頂』『八甲田山死の彷徨』『武田信玄』ほか。本作は今2019年で出版50周年、そして新田作品の映画化第10作目となる。
〈映画化作品〉
「白い夏」（1957年、監督:斎藤武市）／「ふるさとの風」（1959年、監督:原研吉）／「海流」（1959年、監督:堀内真直）／「風の中の瞳」（1959年、監督:川頭義郎）
「富士山頂」（1970年、監督:村野鐵太郎）／「八甲田山」（1977年、監督:森谷司郎）／「アラスカ物語」（1977年、監督:堀川弘通） 「聖職の碑」（1978年、監督:森谷司郎）／「劒岳 点の記」（2009年、監督:木村大作）