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キャスト

井手 麻渡(いで あさと)

関根三郎(関右馬充)役

煙害によって生活を奪われた農民たちの惨状を前に、旧制一高合格の前途洋々の未来を捨て、煙害を無くし、村に残る決意をする。若くして煙害対策の責任者に就任、入四間村の代表として企業・鉱山側と交渉に当たる。

1989年12月4日愛知県生まれ。
中学生時代から東京の下町で過ごす。成城大学在学中の2009年に無名塾に入塾。同年「マクベス」で初舞台。「友達」(2010年)「炎の人」(2011年)など、塾生期間も毎年舞台に立ち、2012年に塾員に昇格。塾員昇格後は無名塾内外問わず、舞台を中心に活動。出演した無名塾公演はほかに「ウィリアム・シェイクスピア」(2013年)、「ロミオとジュリエット」(2014年)、「かもめ」(2017年)、「肝っ玉おっ母と子供たち」(2018年)などがある。また、外部公演では「R and J」(2014年)で日本公演とともにニューヨーク公演も果たし、「Gift of Dreams」(2015年)ではミュージカルに挑戦。朗読劇「月光の夏」(2015年)、「8」(2015年)など幅広く活動。一方、ストレートプレイでは「唄わない冬」(2015年)、「わが闘争」(2016年)、「白いあさに心臓をちぎって」(2016年)、「あるいは友をつどいて」(2017年)、「純恋歌集〜せめて恋人らしく〜」(2017年)など軍人役や刑事役、殺人犯役のほか女性役など様々な役に挑み続けており、今後は映画など活動の領域を広げていく予定だ。
〈映画〉「抱きしめたい」(2014年、監督:塩田明彦)、「NORIN TEN」(2015年、監督:稲塚秀孝)
〈ミュージックビデオ〉TCTS 「Games」(2014)

小島 梨里杏(こじま りりあ)

加屋千穂(ヒロイン・加屋の妹)役

鉱山側の加屋の妹でありながら関根三郎と淡い恋におちるが、やがて結核で村を離れ、茅ケ崎の病院へ入院する。

1993年12月18日東京都生まれ。
趣味は人間観察、音楽連想、映画・舞台鑑賞、旅行、写真など。特技は作詞。
2014年、『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)で演じたトッキュウ3号/ミオ役が好評を博し、幅広い層から支持を集める。2017年4月からは『天才テレビくんYOU』(NHK Eテレ)のメインMCに抜擢。また、『DAM CHANNEL』の15代MCにも選出。
〈映画〉「絶狼-ZERO--BLACK BLOOD-」(白ノ章・黒の章)(2014年、監督:金田龍)、「先輩と彼女」(2015年、監督:池田千尋)、「オオカミ少女と黒王子」(2016年、監督:廣木隆一)、「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」(2016年、監督:綾部真弥)、「暗黒女子」(2017年、監督:耶雲哉治)ほか
〈ドラマ〉「あっこと僕らが生きた夏」(2012年・NHK)、「烈車戦隊トッキュウジャー」(2014年・テレビ朝日)、「子連れ信兵衛」(2015年・NHKBSプレミアム)、「青春探偵ハルヤ」(2015年・日本テレビ)、「表参道高校合唱部!」(2015年・TBS)、「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(2016年・日本テレビ)、「朝が来る」(2016年・フジテレビ)、「3人のパパ」(2017年・TBS)、「水戸黄門」(2017年・BS-TBS)ほか
〈情報・バラエティ〉「メルクリウスの扉〜日本が世界に誇る100の“ストーリー”」(テレビ東京)、「痛快TV スカッとジャパン」(フジテレビ)、「天才てれびくんYOU」(NHK Eテレ)、「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日)、「潜在能力テストSP〜全40問! 才能検定Q〜」(フジテレビ)ほか

渡辺 大(わたなべ だい)

加屋淳平(角弥太郎)役

農民・住民側との交渉役である企業・日立鉱山の庶務係。人格者で、手厚い補償をしていくが、煙害の根本的な解決にはならない。やがて関根三郎とも熱い友情を交わし、2人は木原に煙害の抜本的解決のために世界一の高い煙突を作るべきだと直訴する。

1984年8月1日東京都生まれ。
2002年に「新春ワイド時代劇壬生義士伝」で俳優としてデビュー後、テレビドラマ・映画と活躍。現代劇から時代劇まで幅広く演じることから高評価を得ている。2018年には映画「ウスケボーイズ」でマドリード国際映画祭・アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭にて最優秀主演男優賞を受賞。TBSドラマ「中学聖日記」では今までにない役を演じ更なる幅を広げた。2020年には司馬遼太郎原作・小泉堯史監督の映画「峠」にも出演する。
〈映画〉「男たちの大和/YAMATO」(2006年、監督:佐藤純彌)、「ラストゲーム 最後の早慶戦」(2008年、監督:神山征二郎)、「プライド」(2009年、監督:金子修介)、「彼岸島」(2010年、監督:キム・テギュン)、「ラーメン侍」(2011年、監督:瀬木直貴)、「相棒-劇場版III-巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ」(2014年、監督:和泉聖治)、「るろうに剣心 京都大火編」(2014年、監督:大友啓史)、「日本のいちばん長い日」(2014年、監督:原田眞人)、「サブイボマスク」(2016年、監督:門馬直人)、「覆面系ノイズ」(2017年、監督:三木康一郎)、「空飛ぶタイヤ」(2018年、監督:本木克英)、「散り椿」(2018年、監督:木村大作)、「ウスケボーイズ」(2018年、監督:柿崎ゆうじ)ほか
〈ドラマ〉「武蔵 MUSASHI」(2003年・NHK)、「功名が辻」(2006年・NHK)、「臨場」(2009年・テレビ朝日)、「遺産相続」(2015年・テレビ朝日)、「独眼竜花嫁道中」(2015年・NHK BSプレミアム)、「一路」(2015年・NHK BSプレミアム)、「沈まぬ太陽」(2016年・WOWOW)、「三屋清左衛門 残日録」(2016年・BSフジ)、「本日はお日柄もよく」(2017年・WOWOW)、「就活家族〜きっとうまくいく〜」(2017年・テレビ朝日)、「炎の経営者」(2017年・フジテレビ)、「鳴門秘帖」(2018年・NHK BSプレミアム)、「中学聖日記」(2018年・TBS)ほか

吉川 晃司(きっかわ こうじ)

木原吉之助(久原房之助)役

農弱冠36歳で日立鉱山を開業、怪物と恐れられた経済人。働く人も幸せだと思える理想郷を実現しようとするが、煙害の前にその理想はとん挫しそうになる。

1965年8月18日広島県生まれ。
1984年に映画「すかんぴんウォーク」(大森一樹監督)と、その主題歌「モニカ」でデビュー。日本歌謡大賞最優秀新人賞ほか、8つの新人賞を独占。俳優としてもブルーリボン賞、日本アカデミー賞、ゴールデンアロー賞他の新人賞を受賞。独自のボーカルスタイルでロックアーティストとして不動の地位を確立。現在も精力的にライブを行う中、映画やドラマ、ドキュメンタリー番組、CM等、さらに活動の幅を広げて活躍中。2010年に「必死剣 鳥刺し」で第34回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。2019年2月よりデビュー35周年記念全国ツアーを開催。
〈映画〉「ユー・ガッタ・チャンス」(1985年、監督:大森一樹)、「テイク・イット・イージー」(1986年、監督:大森一樹)、「漂流街〜THE HAZARD CITY〜」(2000年、監督:三池崇史)、「天国から来た男たち」、(2001年、監督:三池崇史)、「レディジョーカー」(2004年、監督:平山秀幸)、「チームバチスタの栄光」(2008年、監督:中村義洋)、「必死剣・鳥刺し」(2010年、監督:平山秀幸)、「るろうに剣心」(2012年、監督:大友啓史)、「さらば あぶない刑事」(2016年、監督:村川透)、「秘密 THE TOP SECRET」(2016年、監督:大友啓史)ほか
〈ドラマ〉「天地人」(2009年・NHK大河ドラマ)、「八重の桜」(2013年・NHK大河ドラマ)、「下町ロケット」(2015年・TBS)、「精霊の守り人」(2016年・NHK)、「都庁爆破」(2018年・TBS)、「黒書院の六兵衛」(2018年・WOWOW)、「下町ロケット」(2018年・TBS)ほか

仲代 達矢(なかだい たつや)

関根兵馬(三郎の義理の祖父)

木原関根兵馬(三郎の義理の祖父)役
村の名家の長。鉱山の採掘許可の印を自分が押したために煙害を呼び寄せたと悔やんでいる。

1932年12月13日東京都生まれ。
1952年、俳優座養成所入所。1975年から、俳優を養成する「無名塾」を、亡き妻・宮崎恭子(女優、脚本家、演出家)と主宰。 主な受賞歴としては、毎日映画コンクール男優主演賞、キネマ旬報主演男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞、紀伊國屋演劇賞、毎日芸術賞、芸術選奨文部大臣賞、読売演劇大賞、文化功労者、朝日賞、文化勲章がある。
〈映画〉「黒い河」(1957年、監督:小林正樹)、「炎上」(1958年、監督:市川崑)、「人間の條件」(1959年、監督:小林正樹)、「用心棒」(1961年、監督:黒澤明)、「椿三十郎」(1962年、監督:黒澤明)、「切腹」(1962年、監督:小林正樹)、「天国と地獄」(1963年、監督:黒澤明)、「影武者」(1980年、監督:黒澤明)、「乱」(1985年、監督:黒澤明)、「海辺のリア」(2017年、監督:小林政広)ほか多数
〈舞台〉「幽霊」、「ハムレット」、「東海道四谷怪談」、「どん底」、「リチャード三世」、「令嬢ジュリー」、「肝っ玉おっ母と子供たち」ほか 〈ドラマ〉「新・平家物語」(1972年・NHK大河ドラマ)、「大地の子」(1995年・NHK)、「清左衛門残日録」(1993年・NHK)ほか

大和田 伸也(おおわだ しんや)

志村教授役

政府派遣の御用学者で、国家百年の計のためには、煙害は致し方なし、農民には多少の被害が出ても仕方がないと考えている。

1947年10月25日福井県生まれ。
1965年、早稲田大学では、鈴木忠志が旗揚げした自由舞台に所属。1968年、劇団四季入団。1972年、NHK朝ドラ「藍より青く」でのヒロインの夫役で広く知られる。1977年「犬神の悪霊」で主演を果たし、1978年、TBSテレビ「水戸黄門」の渥美格之進役でレギュラー出演、さらに人気を博す。近年は舞台演出や映画監督、エッセイストとしても活躍している。2017年には「ファミリーヒストリー」(NHK)で、息子の大和田健介と共に出演するなど、ドキュメンタリーやバラエティ番組にも多く登場している。
〈映画〉「犬神の悪霊」(1977年、監督:伊藤俊也)、「霧の旗」(1977年、監督:西河克己)、「君よ憤怒の河を渉れ」(1978年、監督:佐藤純彌)、「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」(1982年、監督:木下亮)、「炎の女・秋瑾」(1983年、監督:シェ・チン)、「キネマの天地」(1986年、監督:山田洋次)、「孫文」(1986年、監督:ティン・インナン)、「ゴジラvsモスラ」(1992年、監督:大河原孝夫/川北紘一)、「学校」(1993年、監督:山田洋次)、「踊る大捜査線」シリーズ(スピンオフ含む 1998年、2003年、2005年、2005年、2012年)、「それでもボクはやってない」(2006年、監督:周防正行)、「Mr.マックスマン」(2015年、監督:増田哲英)、「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」(2016年、監督:三木康一郎)、「ホーンテッド・キャンパス」(2016年、監督:竹本聡志)、「50回目のファーストキス」(2018年、監督:福田雄一)ほか

小林 綾子(こばやし あやこ)

ふみ(関根家・女中頭)役

長年関根家に仕え、兵馬、三郎ら一家からの信頼も厚い。

1972年8月11日東京都生まれ。
幼少期よりテレビドラマやCMを中心にタレント活動を始める。1983年、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」の少女時代を熱演し、一躍、その名を馳せることになる。後年、『おしん』は海外80ヶ国以上で放映され、人気を博す。特技はクラシックバレエ、ソシアルダンス、ピアノ、日舞、ウクレレ、英会話。茶道は表千家講師の資格を持っている。また、趣味は旅行、登山、読書、映画鑑賞。
〈映画〉スローなブギにしてくれ」(1981年、監督:藤田敏八)、「おしん」(アニメ 1984年、監督:山本暎一)、「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」(2009年、監督:島田洋七)、「八月の二重奏」(2010年、監督:田口仁)、「おしん」(2013年、監督:冨樫森)、「海難1890」(2015年、監督:田中光敏)、「ゆずの葉ゆれて」(2016年、監督:神園浩司)ほか

渡辺 裕之(わたなべ ひろゆき)

如月良之輔(日立鉱山診療所の医師)役

企業側・住民側に関わらず、治療をほどこし、双方から信頼されている。

1955年12月9日茨城県生まれ。
1980年にコカ・コーラのテレビCMで芸能活動を開始。2年後に出演した大正製薬の「リポビタンD」CM中で使われた「ファイトー! イッパーツ!」のキャッチフレーズが同商品の200億本販売の原動力となり、同時に自身の端整な顔立ちと鍛え上げられた肉体も話題となる。映画「オン・ザ・ロード」の主演で俳優デビューを果たした。2016年に「第2回プラチナエイジスト・男性部門」と「第9回日本シューズベストドレッサー賞・シニア部門」を受賞している。
〈映画〉「オン・ザ・ロード」(1982年、監督:和泉聖治)、「だいじょうぶマイ・フレンド」(1983年、監督:村上龍)、「極道の妻たち 赫い絆」(1995年、監督:関本郁夫)、「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(2001年、監督:金子修介)、「THE WINDS OF GOD -KAMIKAZE-」(2006年、監督:今井雅之)、「牙狼〈GARO〉 〜蒼哭ノ魔竜〜 -GARO SOUKOKU NO MARYU-」(2013年、監督:雨宮慶太)、「TAKAOcan Dream〜がんばれ!サンダーバーズ!!〜」(2013年、監督:市川徹)、「ごくやん〜突破口篇〜」(2014年、監督:佳本周也)ほか

六平 直政(むさか なおまさ)

深作覚司(入四間村の村長)役

村民からの信頼の厚い村長。村民とともに、三郎に煙害対策委員長を依頼する。

1954年4月10日東京都生まれ。
武蔵野美術大学彫刻科卒、同大学大学院修士課程中退。劇団状況劇場を経て、新宿梁山泊の旗揚げに参加する。特徴的な強面を生かし、ヤクザ役・刑事役・三枚目役と様々な役柄をこなす個性派俳優(怪優)。本人曰く「考え付く限りの役はやった」とのことである。また、溶接の免許も持っている。状況劇場時代、唐十郎の下で働いていた時にはノーギャラだったため、34歳までアルバイトで食いつなぎ、あらゆる職業を経験した苦労人で、体験した職業は300種にも及ぶ。思った事はすぐ口に出てしまう性分で、見た目通り短気ではあるが、非常識な人に対して怒るだけであり、基本はお笑い好き。役者仲間からは親しみを込めてロッペイちゃんと呼ばれている。
〈映画〉「シコふんじゃった」(1991年、監督:周防正行)、「ミンボーの女」(1991年、監督:伊丹十三)、「ゴジラ×メカゴジラ」シリーズ(2002年・2003年、監督:手塚昌明)、「20世紀少年」シリーズ(2008年、2009年、2009年、監督:堤幸彦)、「座頭市」(2003年、監督:北野武)、「後妻業の女」(2016年、監督:鶴橋康夫)ほか

伊嵜 充則(いさき みつのり)

関根恒吉(三郎の親戚・分家)役

農民側の心が三郎から離れても、常に三郎に寄り添い、励ます立場。

1977年3月17日東京都生まれ。
ドラマ「親子ジグザグ」(TBS)でデビュー、翌年には映画「木村家の人びと」にてスクリーンデビュー。黒澤明監督の映画「夢」「八月の狂詩曲(ラプソディ)」に出演したことで注目を浴び、数々の名監督たちの作品に出演し、現在も映画、ドラマ等で活躍中。
<映画>「木村家の人びと」(1988年、監督:滝田洋二郎)、「八月の狂詩曲(ラプソディ)」(1991年、監督:黒澤明)、「学校III」(1998年、監督:山田洋次)、 「カミュなんて知らない」(2005年、監督:柳町光男)、「バルトの楽園」(2006年、監督:出目昌伸)「20 世紀少年〈第 2 章〉最 後の希望」(2009年、監督:堤幸彦)、 「TAP THE LAST SHOW」(2017年、監督:水谷豊)、「牧水〜あくがれのみなかみ〜」(2017年、監督:櫻井顕)、「カスリコ」(2018年、監督:高瀬將嗣)、 「この道」(2019年、監督:佐々部清)ほかか

石井 正則(いしい まさのり)

大平浪三(小平浪平)役

電気の天才と呼ばれた男。巨大な水力発電所を作り、日立鉱山の近代化を図り、銅の生産量を飛躍的に伸ばした。

1973年3月21日神奈川県生まれ。
1994年8月1日に石塚義之とお笑いコンビ「アリtoキリギリス」を結成。タモリの「ボキャブラ天国」での「サラリーマンキャラ」が好評。三谷幸喜の目に留まりTVドラマ「古畑任三郎3」のレギュラーに採用。「日本史サスペンス劇場」では江戸の町を飛び回り歴史の真実を追い詰める敏腕瓦版屋(ナビゲーター)を演じた。2016年コンビ解散。
〈映画〉「卒業」(2003年、監督:長澤雅彦)、「THE 有頂天ホテル」(2006年、監督:三谷幸喜)、「檸檬のころ」(2007年、監督:豊島ミホ)、「長い長い殺人」(2008年、監督:麻生学)、「インシテミル7日間のデス・ゲーム」(2010年、監督:中田秀夫)、「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」(2010年、監督:錦織良成)、「マジックナイト」(2014年、監督:宮下健作)、「マエストロ!」(2015年、監督:小林聖太郎)、「のぞきめ」(2016年、監督:三木康一郎)ほか

螢 雪次朗(ほたる ゆきじろう)

八尾定吉(日立鉱山・補償係)役

煙害対策は農・住民に適当に札束をあたえておけばよいという考えの持ち主。

1951年8月27日埼玉県生まれ。
アマチュア劇団に所属していた姉の影響で俳優を志す。25歳まで東京演劇アンサンブルに所属していたが、アングラ演劇に興味を持つ。1984年にルパン鈴木とコントグループ「螢雪次朗一座」を結成。「ザ・テレビ演芸」で11週を勝ち抜き人気を集める。1990年コンビ解散、本格的に役者として活動。1990年、「病院へ行こう」の定役が好評を得る。同年「美少女仮面ポワトリン」にて悪の帝王・ディアブル役でSFモノへの出演をきっかけに、雨宮慶太作品の常連に。
〈映画〉「ゼイラム」(1991年、監督:雨宮慶太)、「僕らはみんな生きている」(1993年、監督:滝田洋二郎)、「ガメラ」シリーズ(1995年、1996年、1999年、監督:金子修介)、「ゴジラ・モスラ・キングギドラ」(2001年、監督:金子修介)、「クライマーズ・ハイ」(2008年、監督:原田眞人)、「北の桜守」(2018年、監督:滝田洋二郎)ほか

斎藤 洋介(さいとう ようすけ)

権藤(日立鉱山の大株主)役

大煙突建設を阻止しようと注進するが、木原に一喝される。

1951年7月11日愛知県生まれ。
面長が特徴。三宅裕司と劇団を立ち上げ、後に劇団SETの名づけ親となるも、TV中心に活動。テレビドラマ初出演は「男たちの旅路」(車輪の一歩)で、車椅子の青年を演じ、重厚な演技で注目を集める。温厚そうな顔付きだが、善人から悪人まで演じる。そして1994年「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら〜」と「家なき子」での迫真のイジメ役が話題を呼び、確固たる地位を築く。また、「聖者の行進」では、人の良い心優しい人物を演じ、イジメ役とは逆の役柄を演じきった。
〈映画〉「ヒポクラテスたち」(1980年、監督:大森一樹)、「帝都大戦」(1989年、監督:一瀬隆重)、「セーラー服と機関銃」(1991年、監督:相米慎二)、「ゴジラVSスペースゴジラ」(1994年、監督:山下賢章)、「家なき子」(1994年、監督:細野英延)、「るろうに剣心」(2012年、監督:大友啓史)、「猫侍」(2014年、監督:山口義高)ほか

篠原 篤(しのはら あつし)

平林左衛門(村民)役

補償を目当てに銀行から金を借りて畑を買いあさるが、やがて借金苦に陥る。

1983年2月1日福岡県生まれ。
2007年、福岡大学商学部卒。24歳の頃、九州から上京する。2015年、橋口亮輔監督の目に止まり、映画「恋人たち」の主演に抜擢。作品は第89回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画第1位に輝き、自身もキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、高崎映画祭優秀新進俳優賞、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
〈映画〉「誘拐ラプソディー」(2010年、榊英雄監督)、「神威-カムイ-ギャング・オブ・ライフ」(2010年、監督:浅生マサヒロ)、「KGカラテガール」(2011年、監督:木村好克)、「横道世之介」(2013年、監督:沖田修一)、「ゼンタイ」(2013年、監督:橋口亮輔)、「恋人たち」(2015年、監督:橋口亮輔)、「春なれや」(2016年、監督:外山文治)、「獣道」(2017年、監督:内田英治)、「彼女の人生は間違いじゃない」(2017年、監督:廣木隆一)、「菊とギロチン」(2018年、監督:瀬々敬久)、「一人の息子」(2018年、監督:谷健二)ほか

城之内 正明(じょうのうち まさあき)

孫作(左衛門の弟・村民)役

兄の自殺を機に猟銃を持って日立鉱山へ押しかける。粘り強い三郎の交渉とは、対比の存在。

1975年9月5日茨城県生まれ。
特技はサッカー、空手。
〈映画〉「花蓮かれん」(2014年、監督:五藤利弘)、「サクラ花‐桜花最期の特攻‐」(2015年、監督:松村克弥)、「レミングスの夏」(2017年、監督:五藤利弘)ほか

たくみ 稜(たくみ りょう)

現在は日本クラウン所属の歌手として活動。
また、1997〜2003年内山田洋&クールファイブのボーカルとして参加していた。
〈映画〉「わが青春のイレブン」(1979年、監督:降旗康男)、「連合艦隊」(1981年、監督:松林宗恵ほか)、「日本海大海戦 海ゆかば」(1983年、監督:舛田利雄)、「デコトラの鷲(しゅう) 其の四 愛と涙の男鹿半島」(2007年、監督:香月秀之)、「レミングスの夏」(2017年、監督:五藤利弘)ほか

大和田 健介(おおわだ けんすけ)

1990年11月12日神奈川県生まれ。
日本大学藝術学部映画学科卒業。本作で父の大和田伸也と共演している。
〈映画〉「恋空」(2007年、監督:今井夏木)、「ごくせん THE MOVIE 」(2009年、監督:佐藤東弥)、「SPACE BATTLESHIP ヤマト 」(2010年、監督:山崎貴)、「サクラ花-桜花最期の特攻-」(2015年、監督:松村克弥)、「ドロメ女子篇/男子篇」(2016年、監督:内藤瑛亮)、「スクール・オブ・ナーシング」(2016年、監督:足立内仁章)、「人生の約束」(2016年、監督:石橋冠)、「馬の骨」(2018年、監督:桐生コウジ)ほか

遠山 景織子(とおやま きょおこ)

1975年5月16日東京都生まれ。
1993年「高校教師」にて、第17回日本アカデミー賞新人俳優賞、第36回ブルーリボン賞新人賞、第31回ゴールデン・アロー賞映画新人賞、第19回おおさか映画祭新人賞、第15回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞など。
〈映画〉「アンフェア the movie」(2007年、監督:小林義則)、「毎日かあさん」(2011年、監督:小林聖太郎)、「ボクたちの交換日記」(2013年、監督:内村光良)、「ホテルコパン」(2016年、監督:門馬直人)、「OUT ZONE」(2018年、監督:菅乃廣)ほか